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nude

by kei@Jewel 4Urs.

温浴施設以外で女性の裸を初めて見たのは、海外を旅していたときのこと。
ヌーディストビーチに行ったときだ。
トップレスの女性たちが寝ころぶビーチは、とても現実とは思えない
映画の中に入り込んだような別世界だった。
あまりに美しい光景だったが、凝視できるわけもないので、
そこに居られる非日常に精いっぱい浸ってみる幼い自分がいた。

リアルな生身の女性の裸を見たのは結婚して1年目のとき。
まだ新婚のころ、私はエキストラのバイトをしていた。
料理教室のその他大勢役だったり、アーティストのPVで観客役をやったり、
歌番組の観覧など、いろんなサクラの仕事があった。
バイトといっても、面白半分、エンターテイメントの裏側を垣間見れる面白さから
登録していたので、バイト代なんて交通費で終わるほど。
無報酬のときも足が出るときもざら。

女性のヌードを拝見することになったのは
都内にある某イベントスペースでボディーペイントをするショーがあったからだ。
生バンドによる音楽とプロダンサーのダンス、写真家と芸術家が織りなす独特の世界の中で、若く美しい女性の裸体にペインティングしていくという一時間のショー。

今まで見たことのない異空間の中で夫婦ふたりは固まった。
衝撃的だったわりにあまり鮮明には覚えていないが、
一発本番のライブ感、生感覚がビンビンと伝わって
観客のこちらまで緊張していた気がする。

ものづくりの芸術的な感覚、ライブ感覚、非日常感、そんな圧倒的に現実離れしている世界が私は好きだ。
贅沢に全体を捉えるというよりはむしろ、
一部でも切り取って、共感したり、刺激されたい。

先週、横浜美術館にて開催されていた
篠山紀信展「写真力」に足を運んできた。
男4人はコスモクロックのスケルトン観覧車を楽しんだり、日本丸を見学したりと
満喫していたところで、わたし一人、裸の肉体を肌で感じてきた。

篠山紀信さんといえば、お世話になってきた方も大勢いらっしゃるだろう。
ヌードに限らず、さまざまな著名人のポートレートを撮られてきたわけだが、
厳選された数々の写真が大きなパネルとなって顕れる。
手元で親しまれてきた本ではなく、展示会場の空間に出現すると
また当然ながら見方がかわる。
写真をみるごとに、その写真にまつわる自分の想いでが思い返されたり
純粋に美を美と捉えたり、魅せられる。

写真という記録媒体は、私にとってなくてはならないものの一つである。
記憶力に乏しい私はすぐに忘れてしまうので、記録のために写真をよく撮ってきた。

ヌードにしても、若い体は、もう今しかない。老いていく一方。
女性の体は美しく、神秘。
若いころ、まだ子供を産む前に主人に撮っておいてもらえばよかったと悔いている。
息子3人を母乳育児で育てた現在の姿はとてもじゃないけど、温浴施設でも全力で隠したいくらいだ。
マタニティフォトを撮っておいたのは正解。自分以外の人と一心同体、こんな姿はこの機会を逃したらもう撮れない。
これから子供を産む方には、ぜひヌードとマタニティフォトは撮ってもらいたい。
自分の人生の節目に記念撮影したり、
丸裸になって、いろんな話をしたり、
そういうことって、とっても大切なこと。
あとになってみれば、全部、ものづくりの芸術的感覚で、ライブ感で、
今は無き非日常感の切り取り。

そんなこと思いながら、いつかエロ本を自宅で見つけてしまったら、どんな反応するんだ自分!て思う3兄弟の母でした。

安心してください。
履いてますよ!
着用ピアスは自社製品です✩
Jewel 4Urs. ジュエルフォーユアーズ Kei




kei@Jewel 4Urs.
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